グレイテストショーマン最高でしたね!!!最近は、より映画にどっぷりな id:pokotyamu です!
先日、告知していました通り、2月16日〜18日で、開発合宿 Feedforce Tech Camp 通称 FFTC を開催してきました👏
その様子は、各エンジニアの個人ブログをご覧ください↓
フロントエンド触っているメンバーもいれば、ブログ書いて、 100 はてブ超えするメンバーもいて、2日目の夜にやった成果報告会は、1時間超の大盛況でした👍
100 はてブ超えのブログはこちら↓
そんな開発合宿で、私 pokotyamu が何をやったかですが... 最近話題のカイゼンジャーニーを読みました!!
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 作者: 市谷聡啓,新井剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: Kindle版
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ここでは、実際に読んでみた感想を書こうかと思ったんですが、この本は読んだ感想というよりやってみた結果を公開していくことに意味があるかなと思い、僕が本を読んだあとに、チームでやったカイゼンについて書いていきます!
前提: dfplus.io チームについて
まずチームの話を書く前に自分の所属しているチームについて書いておきます。
dfplus.io の開発チームは、フロントエンド、バックエンド、インフラ、デザイナーの人が集まった6~8人のチームになっています。 チームとしては、スクラム開発を行っており、デイリースクラムや KPT を使ったレトロスペクティブ、最近タスクのポイント見積もりも再開して、ベロシティも測り始めました。
基本的にスクラムイベントはスクラムマスター兼開発リーダーの方が回しています。
自分はチームの中では最年少の26歳です!ぴちぴちです!
ファイブフィンガーやってみた
今回導入してみたのは、ファイブフィンガーというワークです。本では、第2部の第14話に出てきました。
ファイブフィンガーは、チームとして、問題の把握を行うためのワークです。やり方は次のような形です。
あるお題(たとえば、本イテレーションの作業)について、せーので1〜5本の指を出します。
- 5本:とってもうまくやれている
- 4本:うまくやれている感触あり
- 3本:可もなく不可もなく
- 2本:不安は少しある
- 1本:全然ダメで絶望的
全員が出し終わったら、本数の少ない人から順番に、なぜそう思っているかの意見を聞いていきます。
この時、絶対のルールとして、必ず否定や非難してはいけません。
少ない人は問題を早期発見出来ている人という認識で、問題 vs チームな関係を意識してその場で話し合いを行います。
どんな感じでやっているか?
まず、いきなりこんなのやってみたいと思っていますと言って、やり始めるのではなく、「なぜこれをやるのか?」を理解してもらうための時間を設けて、全員に説明しました!
そこでは、上で書いた目的や、いつやるのか?といったことをチームメンバー全員に説明して、良さそう!という意見を頂いたので、さっそく次の日から実践することになりました。
dfplus.io チームでは、以下の流れで朝会に組み込みました。
- 今日行われるチームイベント(MTG等)の確認
- 昨日やったこと、今日やること、現在困っていることを一人ずつ共有
- プロダクトオーナーから共有すべき情報などあれば共有
- ファイブフィンガー
- 最初に、「今のタスクやスプリントに対して最大5本、不安があれば指を減らして下さい」という確認を一言
- ここから先の進め方の流れは基本と同じく、指出して本数の少ない人から順番に発言していく
説明の時も含めて気をつけたこととしては、
- 朝会自体は 15分以内 に終えるようにしている
- 指が少ない = 悪い という認識ではないことを理解してもらっている
- 問題解決に向けて、アクションが取れるものは 誰が何する をハッキリさせる
- 深掘りする必要がありそうなものは、別途時間を取って話す か 週末に行う KPT で話す ようにする
という点です。
この事を導入した自分だけでなく、チーム全員に理解してもらいました。
やってみての感想
チームメンバーの感想
インフラエンジニア
朝会でファイブフィンガー法を始めたおかげで、今日(昨日)の自分の仕事内容はどんなだったかなぁ、と振り返る習慣がついたので自分的にはなかなか良いと思っている。
デザイナー
困りごとを言っても大丈夫という環境でやれているので、非常に話しやすい。
前だったら作業に入って確認していたことを事前に言うタイミングがあるのがよい。
個人的な感想
再三書いていますが、なぜこれを取り入れるのか、取り入れた結果どんなチームになっていることを事前に説明しているからこそ、出て来る話題の質も高く効果が得られていると思っています。
また、プランニングポーカーを初めてやった時にも感じたのですが、自分の気持ちを数値という分かりやすい置き換えをすることで、自分の不安感が発言しやすくなった気がします。 チーム全員がここを発言することで特に責められるといったことはないという合意を持って出来ているのも発言しやすさを促進していると思います。
さらに、毎朝の朝会の度に今の状態を考える時間を強制的に設けられるという点でも、効果があったと感じました。 今まで週末の KPT のタイミングでなんか詰まったことあったかな?みたいなことを考えていた部分があったのですが、毎日の中で考える習慣が付くことで、週末の KPT がより考えやすくなったと思います。
まとめ
今回はチーム内に対するカイゼンとして、ファイブフィンガーを入れることをやった話を書きました。
メンバー的にも、やってみてよかったというポジティブな意見をもらえているので、今後も継続してやっていくと思います。ただ、やり方は定期的に見直して、もっといいやり方ないか?はチームで考えていきたいです。
別のチームでの導入や他のカイゼンを試してみて新しい発見があった時には結果を書いていきたいと思っています💪
僕が今回やってみたカイゼンの結果は以上ですノシ