ドーモ、社内ニンジャスレイヤー推進おじさんの id:kasei_san です。
先日、社内読書感想会を実施したところ大変良かったので、その紹介をいたします。
社内読書感想会とは?
技術書など、チームの皆が読んだ本について、知見を共有する会です。
何が良いの?
1人で読んだり、読書会をするのと比較して、以下の3つの利点があります!
読書会よりライト
本を読んだ人が付箋を書いて持ち寄れば、1時間もあればできます。
「気づき」を共有できる
本を読んでピンときた部分は人によって違います。 自分が気づかなかった、その本の良いところを他の人の感想を通じて教えてもらえます。
「疑問」を消化できる
自分一人では分からなかった疑問点も誰かが答えを知っているかも知れません。 全員が分からなかったら、それはそれで安心できます。
社内読書感想会のやり方
大体以下のような流れです
1. 付箋を書いてきてもらう
- 共有したいことなら、なんでもOKです
- 「気づき」「疑問点」「本を読んで真似したいこと」「感想」など
2. 付箋を張り出す
- 全員の付箋をまずは出し切ってクラスタリングするのが目的です。深く語るのは後回しにして、話題別にクラスタリングしていきましょう
3. 議題を(ゆるく)決める
- クラスタリングしたところで、「ここ話したい」という箇所を決めましょう
4. ディスカッションする
- 話を通じて、みんなの知見を出してもらうことが目的です
- 司会は、疑問点や知見について適当に語ってもらいましょう
- 重要そうなことは、付箋に書くか、ホワイトボードに書いていきましょう
5. 感想を付箋に書いてもらう
- 最後に読書感想会を通して得られたことや、今後に活かしたいことを書き出してもらいましょう
- みんなでそれを読んだら解散です!
実際やってみた
最近新訳版が発売された「テスト駆動開発」でやってみました。
- 作者: KentBeck
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2017/11/13
- メディア: Kindle版
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「テスト駆動開発」の読書感想会のホワイトボード
1時間やっただけで、こんなアウトプットが出ました!
自分1人だったら、絶対にこんなに出せないですね...
ホワイトボードの内容の詳細は、長いので こちらにまとめました。ご興味がありましたら、是非どうぞ。
読書感想会をやってみた感想を聞いてみました
知見の均質化
- TDDの知見や気付きが3人の間で均質になった気がした
他の人の知見ありがたい
- 他の人の業務での知見はありがたい
- 他の人も居ると、自分の領域外にも話が広がって良いですね
- 「誰々がこんなこと言っていた」は良い!
抽象的な部分や開発手法について
- 抽象的な概念の部分を共有できてよかった
- 使用言語が違っても、ベースの思想は共有できる
- 開発手法的な部分では、ドメインに依らず悩みが似ている
付箋のマッピング
- バラバラと印象に残ったことや感想が思いがけず繋がって面白かった
- 付箋をマッピングしていくの、考えが広がっていく感じで良かった
その他
- メンバーの業務上の悩みを解決できてよかった
- TDDの躍動感が好き
最後に
いかがでしたか? 読んだ本について簡単にアウトプットができ、知見が共有できる読書感想会。オススメです。