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Facebook API v2.11 update

こんにちは id:kano-e です。

日本時間の 11/8 (現地時間では 11/7) に Facebook API v2.11 がリリースされました。

https://developers.facebook.com/blog/post/2017/11/07/graphapi-v2.11/?locale=en_USdevelopers.facebook.com

これを受けて社内でも影響調査を行い、ソーシャルPLUSではすでに v2.11 の対応がリリースされました。
(相変わらず対応早くてソーシャルPLUSチームすごい👏)

Facebook API のバージョンアップについては以前も書きましたが、今回はリリースを眺めて気になった変更などを軽くまとめようと思います。

Graph API

Graph API の更新を眺めると、Facebookページ関連の更新が多いように見えました。
page が持ついくつかのエッジへのリクエストに、ページアクセストークンが必要になったみたいです。

また、ページアクセストークンがない /page/* へのリクエストの場合、そのレスポンスにユーザ情報を含まなくなったようです。
ユーザ情報へのアクセスが厳しくなった感じですね。

Marketing API

広告などビジネス向けの機能を扱う Marketing API ですが、こちらではユーザの管理が大きく変わりました。

これまでは、ビジネスマネージャから直接、その所属ユーザ (Facebookアカウント) の情報を取得できていました。
v2.11 からは、ビジネスマネージャからユーザを扱う時には、 Business-scoped Users というものになります。

Business-scoped UsersApp-scoped Users と同じようなもので、ビジネスマネージャ毎に発行されるユーザアカウントです。

これまではビジネスマネージャとプライベートなアカウントが直接繋がっている状態でしたが、その間に Business-scoped Users が挟まる形になります。
ビジネスマネージャ毎にプロフィールなどを管理できるようになるということでした。

これに伴って、所属ユーザやシステムユーザなどの情報を取得する API に変更が入っています。
広告アカウント管理にも影響があるようなので、API で広告管理をしている場合は、Changelog だけでなく各種 API ドキュメントを確認しておくと良さそうです。

情報ソース

変更は他にもあるので、詳細は Facebook のドキュメントをご覧ください。

日本語の情報はどうしても更新が遅れるので、英語で読むのをオススメします。
(そもそも英語しかないページもありますが)
URL に ?locale=en_US パラメータをつけてアクセスすると英語版が表示できますよ。